オタクじゃないもん!

主に女性声優 でんぱ組.inc バンドじゃないもん! 純粋カフェ・ラッテ

作品とファンに対して真摯に向き合わないコンテンツの末路

けものフレンズ2」が現在ネット上で大炎上している。

 

けものフレンズ(以下:けもフレ)は野生動物を美少女に擬人化した作品。

KADOKAWA初の企画で、元々はソーシャルゲームだったが

ゲームは不人気でアプリは終了、そもそも殆どの人が知らない状況だった。

しかし、2017年1月のアニメで状況は一変する。

最初は全く注目されていなかったが、ネットの口コミで少しずつ評判となり

最終回の頃には大ヒットアニメへと成長していた。

一見普通の萌えアニメに見せかけた、重い世界観に少しずつ明かされるシナリオ

主人公の「かばんちゃん」とサーバルやフレンズ達との友情

僕を含めて多くの人がけものフレンズと言う作品に引き込まれた。

アニメけもフレの世界を作ったのは制作会社ヤオヨロズ

たつき監督がほぼ一人で制作をした

 

主題歌の「ようこそジャパリパーク」も大ヒットして

OP歌手の「どうぶつビスケッツ×PPP」も人気が出て

2017年の様々なフェスに呼ばれ、Mステーションに出演するまでに至った

けもフレはアニメ2期の制作も決まり、更に発展していくとファンは思っただろう。

だが、自体はファンの望まない方向に進んでいった。

 

2017年の9月にたつき氏が「けものフレンズの制作から外された」

というツイートでけもフレは悪い方向に進んだ。

たつき監督のけもフレを望んでいたファンは当然激怒をして

ネットではKADOKAWAに対する叩きが進行していた。

けもフレの関係者は事態を何とか収束しようとコメントを出したが

肝心の「たつき氏とヤオヨロズが制作から外れた理由」の説明が無く

ファンは製作委員会に対してずっと不信感を持つ状態になった。

 

それから「けものフレンズ2」が正式発表され

SEGAとのコラボや舞台等、コンテンツの名前は全てけもフレ2となり

アニメは2019年1月の放送が決まった。

既に多くのファンが2に期待していない状況で

僕も1を超えられるとは思っていなかった。

既にアンチとなったファンは何をやっても叩くと思うので

2のスタッフは無難に作って終わるぐらいの程度だと予想していた。

更にたつき監督の「ケムリグサ」が同クールに放送されるので

ファンやアニヲタはケムリクサに注目して、けもフレ2は「つまらない作品」

程度の空気作品ぐらいのレベルでは無いかと。

だが、けもフレ2は予想外とも言える炎上作品となってしまった。

 

けもフレ2がどれだけ酷いかは様々なサイトで書いてあって

ネットでは色んな陰謀論まで出ている

はっきり言って見てて頭が痛くなるので長々と説明はしないが

ファンが一番激怒したのは「1の全てを否定した続編」だったからだろう

1ではフレンズ達はお互いを認め合い、時には協力したりする優しい世界だった

しかし2ではギスギスした内容になり、サーバルですらディスる始末

メンバー全員が仲が良くてオタクも優しいアイドルが

メンバー同士が蹴落とし合うグループに変貌した感じだ

1で作られた優しい世界が2で全て破壊され

楽園が一気に荒れ地へと変貌をした。

 

更に問題なのは、2の監督の木村氏とテレビ東京アニメプロデューサーの細谷氏が

Twitterのファンのアンチコメに対して反論をした事

特に細谷氏はアンチコメに対して煽るような返信をして

ファンの怒りはこの2人に集中する事になった。

上の人間の不誠実な対応に対し、けもフレファンもアンチも

多くのアニヲタも敵に回して大炎上をする結果となった。

 

アニメの出来が酷すぎてネットで炎上する事は多々あるが

けもフレ2に関してはアニメ氏の歴史に残る大炎上ではないかと思う

平成最後に大炎上をやらかしたものだ。

 

 

木村氏はコメントに対して全て反応をしていたが

クリエイターとして一番やってはいけない事である

ヤマカンこと山本寛氏がファンに対してケンカをしてどうなったかは言うまでもない

クリエイターなら面白い作品を作って納得させろと言いたい。

けもフレは子供に見せたい作品にしたいらしく

早朝に再放送をしたりとテレ東も力を入れていた

更に木村氏によると100話程構想があるのだとか

でも2の内容を見る限り、特定のキャラいじめがあったりと

とても子供に見せたい作品とは言えない。

 

 

 

作品やキャラクターへの愛がない

ファンに対しては言い訳ばかりして、アンチを煽るコメントをする

たつき氏に対する悪口

こんなスタッフが作るアニメが面白くなるわけがない

 

僕はアイカツシリーズが大好きなのだが

アイカツの総合Pが細谷氏であり、最初のアイカツは木村監督が関わっていた

アイカツの場合は最初の1年目のシナリオが完璧だったが

2年目以降から少し雑な展開も増えてきた。全ての原因とまでは言わないが

細谷氏と木村氏の件で、アイカツまでレッテルを貼られないか心配である

 

一方たつき氏は「けもフレから外された」ぐらいの最低限のコメントのみで

前スタッフへの恨み辛みや、ファンに言い訳をしていない

ケムリクサも最初は期待していた人は少なかったし、前半は無難に進んでいた

しかし後半になると前半の伏線回収等、一気に盛り上がって

全12話の感想はずっと見ていて良かった。と思える作品だった

不利な状況から多くの人達を納得させた。

ケムリクサは多くの有名人から絶賛されているし

以前けもフレとコラボCMを流した日清食品はケムリクサとのコラボCMを流した

日清食品は作品よりもクリエイターを選んだわけだ

たつき氏こそが正しいクリエイターだろう。

 

僕がけもフレ2騒動を見て思い出すのが、NGT48騒動

こちらも数多くの問題点が明らかとなって最悪の状況となっている

ネット上ではけもフレ2と同じく犯人探しが続いていて

一部のメンバーが叩かれる結果となっている

大炎上した理由は「運営が自己保身ばかりで、根本的な問題解決をしていない」

本当なら被害者の山口真帆さんやメンバーに対するフォローをするべきなのに

運営はまともな対応を取っていない

その結果、スポンサーが撤退をして公演も休演が続いている

現在のチームを解散して新しくチームを作るらしいが、根本的な解決になっていない

一番問題なのは親会社のAKSであり、報道によれば

「事件の事をぐちぐち言うなら辞めてもらっても構わない」と発言したとか

もう根っこから腐ってるね。

AKSはファンもアイドルの事を金のなる木としか思ってないのだろう

 

真剣にアニメやアイドルと言う作品を作る人達がいる一方で

真摯に向き合わない人達もいる

僕達ファンに出来る事は正しい作品を見極めて応援をする事だろう。

ケムリクサの円盤が売れている事から見極めているヲタクは多い事に安心します。

 

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