TIFには無理して出場する必要はない。
TOKYO IDOL FESTIVAL 通称:TIF
今や世界でも知られる日本最大のアイドルイベントであり
多くのアイドルが出場を目標にしているフェスでもある。
2010年から始まったTIFは今や夏の風物詩と言える。
しかし、現在このTIFには大きな問題がある。
1つ目はTIFはフジテレビを中心にお台場全体を使ったイベントなのだが
来年からは東京五輪の関係でお台場が使えなくなる。
例えば最大の屋外ステージであるスマイルガーデンは
東京都が管理している所で、来年は都から使用は不可能と言われている。
なので来年開催するとしても規模縮小をするしか無いと言う。
既に今年はいくつかステージも減っている
メインであるHOTステージも、去年の大型ステージでは無く
去年ヒートガレージで使われていたZepp DiverCityである。
2つ目は今のTIFはAKB系が中心になりすぎる点
去年から指原莉乃がチェアマンと言うTIFの中心人物となってから
TIFは完全に秋元康系アイドルがメインとなった
今年は別にライブがある乃木坂と欅坂は出場しないが
けやき坂の出演が決まり、=LOVEやラストアイドル系も出演する
AKBは本店以外は全て出場が決まっている。
元々TIFはAKB人気に対抗して、アイドリング!を中心に
地下アイドルを中心としたイベントであった。
普段小さいステージで歌っている
地下ドル達が沢山のお客の前で広いステージで歌い、更に中継もあると言う
地下ドルにとっては大きな晴れ舞台である
しかしアイドリング!解散で中心グループが居なくなり
2017年から今の指原中心となり
完全にAKB系に乗っ取られて、本来の趣旨が無くなってしまった。
今年のメインステージのセトリは=LOVEから始まり、HKT48が大トリ
イベントの私物化と言われても仕方がない
そもそもAKB系目当てで来たヲタの多くは他の地下アイドルには見向きもしないし
物販ブースで買い物もしないから収益に繋がるかと言うと微妙である。
そもそも出演するとしても30分ぐらいのステージだし、特典会も無い
そのために行くかどうかも微妙な所
そして人数の増加と共に厄介勢も増える問題もある
そのためにBONDSを呼んで厳重な警備を行っているが
その為にイベントが窮屈になってしまう。
今後のTIF開催が難しい理由はアイドルフェスはドルヲタが暴れるイベントという
悪いイメージがついてしまう点であり
こうした事がアイドルやアイドルヲタの地位を下げてしまう。
3つ目は集金イベントが増えた事
2017年からTIF全国選抜と言うイベントを開催して
TIFに出場したいアイドルが参加して優勝者が出場出来ると言うもの
SHOWROOMを使った予選でポイント上位が決勝進出
決勝戦では会場のファン投票で優勝者を決める。一見楽しいイベントだが
SR予選では課金合戦となり、決勝でもTIFグッズを買うとポイントになる物販票と言うポイントがある
要するに金をかけたもの勝ちである。
それでも決勝でアイドルがライブを披露出来る場があるから良い方
一番酷いのが「Road to TIF2018」というイベント
どのような内容なのか
予選A、B、C→12位以上が準決勝進出
準決勝A、B、C→6位以上が決勝進出
決勝→各予選を勝ち抜いた6組、計18組による決勝
1~6位以内に入ればTIF出場、順位によって日数と持ち時間が変わる
SRイベントは課金したもの勝ちなので、ファンは上位に入れる為に課金をする
僕は去年、鈴音ひとみさんを勝たせる為にイベントに参加したが(僕は無課金で)
決勝では終盤タワー(1本1万円)が乱立する展開だった
6位まで入ったグループは出場まで何百万も課金したと思われる
このイベントが酷い点は、一人でも金持ちが重課金をしたら勝てると言う点
実際1人の重課金者で出場を決めたグループも居る
そして7位以下のグループはそれまで、課金した額は全て水の泡
課金アイテムは一応配信者にも還元されるが、その額は少なくて
殆どが前田社長の懐に入る。前田社長と石原さとみとのデート費用に使われます(笑)
ソシャゲの課金システム以上に質が悪いと思う。
イベント中は初見ユーザーが増えると言うメリットもある
僕が大好きな純粋カフェ・ラッテも元々このイベントで知ったグループ
そういう意味ではこのイベントには感謝している部分がある。
でも、アイドルやユーザーに負担を強いるこのイベントは良いとは言えない。
アイドルやファンの目の前に人参をぶら下げてレースをさせているのだ。
今年も鈴音ひとみさんが予選Bでイベントに参加。
予選は勝ち抜いて準決勝は3位をキープして決勝に行けると思っていた
だが、終盤で予想以上の課金合戦となり、鈴音さんは7位で負けてしまったのだ
何でこんな理不尽な結果で彼女が負けないといけないのかと腹がたった。
今年は去年以上に参加アイドルが多く、予選から課金ラッシュとなっている
間もなく決勝だが、何百万のお金が動くか予想がつかない。
激戦を制してTIFに出場できたとする。
TIFなら多くの人達に私達のステージを見てもらえるし、新規のファンも増える!
でも昔ならともかく最近のTIFではその可能性は低い。
先のAKBヲタもそうだが殆どのヲタは目的のアイドルだけを観に行くし
時間があるからこのアイドル見てみるか。と思っても
TIFはステージ間の距離も離れているので移動は容易ではない
HOTやSKYステージのように入場に時間がかかる所もあるので
@JAMやアイドル横丁のような気軽な移動は難しいし
屋内ステージだと入場規制もある。
むしろネット中継を見た方が色んなアイドルを見る機会がある。
そもそもTIFにオファーされないレベルのアイドルが
出演しても注目度が低いわけで
物販のお客も普段とさほど変わらない場合もある(多少新規は来る事もあるが)
何百万もかけて10~15分のステージに出演するメリットがあるだろうか
何百万もあれば、箱を借りてワンマンをするか
新曲制作やMV作成に使ったほうがいいのではないか?
ユーザーも課金をしすぎて資金難となってライブに行く機会も減ったりして
デメリットが大きすぎる
アイドルも運営もファンも負担が大きすぎるイベントで頑張るよりも
他にファンを増やす方法を考えるべきだろう。
だからTIFに無理して出場する必要は無い。
決勝に出場するグループは勝つ事も重要だが
それ以上に視聴者を楽しませる配信をして欲しい、
一人でもライブに来てくれるファンを増やすことが一番重要。
そんな中で、SAY-LAと言うグループがSRイベントを辞退した
決勝には出ないと公式発表をした。
【お詫び】SAY-LA SHOWROOM 企画「Road to TIF2018」本戦出演辞退のお知らせ | SAY-LA
SAY-LAは3千年に1度の正統派アイドルと自称していて、メンバーが皆可愛い
僕は先月のバシフェスで生で見てから注目している。
SAY-LAは去年出場していて、今年もイベントに勝って出場する予定だった
では何故辞退をしたのかというと
もちろんTIFは素晴らしいイベントで、出演したい気持ちは今も変わりませんが、予選A決勝Aを通じて、勝つためにやるべきことやお客様に結果的に強いてしまうことはSAY-LAが一番に目指している
①パフォーマンスレベルを徹底的に上げる。
②ライブの動員数を増やす。
といったことから大きくかけ離れており、メンバー・スタッフとも頑張る意味を見出すことができなくなっていきました。
3年後に武道館を目指す。
9月13日渋谷TSUTAYA O-EAST単独公演を成功させる。
という中期目標と短期目標に立ち返り、今やるべきことは何か?をあらためて考え、メンバー・スタッフとも話し合いをした上で、この段階で、TIF2018の出演を諦めることにいたしました。
(公式サイトより一部抜粋)
Road to TIFは実力やファンの多さでは無く、課金レースで勝敗が決まる
それをファンに強いる事はやりたくない、そんな思いが伝わってくる。
正統派アイドルだからこその決断だと思う。
こういうグループは心から応援したいと思える。
ちなみに事務所の後輩グループのHOT DOG CATはそのまま決勝に進む。
ほんとはこっちも辞退したら良かったと思うが、
流石に2組辞退はまずかったのだろう
もちろんRoad to TIFで出場を本気で目指すグループも間違ってはいない
間違っているのは人参をぶら下げてレースをさせる運営だろう。
・ディアステージとTIF
僕が推しているディアステージは今年は12組出場が決まっている。(AJ合同含む)
大手事務所からの出演が多い中で、ディアステも中堅事務所として
多数出演出来るのは非常に有難い
ディアステは2010年の1回目からTIFに出演しているが
1回目ではフィナーレに出演予定だったのが、
スタッフが忘れていてフィナーレに呼ぶのを忘れていた。と言う苦い思い出がある
(当時ディアステは無名だったので、スタッフが覚えていなかった)
マイナスからのスタートからディアステは事務所としても成長をした。
何より今年はでんぱ組が帰ってくるのだ。期待するしかない!
と思いタイムテーブルを見ると、HOTステージに名前がない!
去年は妄キャリ、愛乙女☆DOLLがHOTに出場したにも関わらずである。
でんぱ組に至ってはTIF2年ぶりの出場!と
単独で発表があったのにこの仕打は酷くないか?
虹コンは的場さんがHOTに出場したい!と言ってたんだぞ
でんぱや虹コンの実力でHOTステージに出られないのは流石にありえない
一方でベッド・インがHOTに出演だし、どういう基準で選んでいるのだろう
ディアステはTIFに冷遇されすぎだろ、フジテレビは舐めてんのか。
2010年の時からディアステはやっぱり軽くみられているのか
と、初めてタイテを見た時はブチ切れ金剛でしたが
冷静に考えると逆にチャンスじゃないかと思った。
何故ならでんぱ組はスマイルガーデンの大トリだからだ
先程も説明したが、スマイルガーデンは今年が一旦最後となる。
でんぱはそのラストステージを任せられた。
スマイルガーデンは唯一無料で見られるステージであり、
多くの人達が見るチャンスがある。
HOTは人気グループばかりなので入場規制があるだろう
その中で無理してHOTでライブをやるよりスマイルは好条件と言える
そこで最後のでっかい打ち上げ花火を上げてほしい
裏のHOTステージのHKTからお客を奪う勢いでやってほしい。
これがでんぱ組のプレシャスサマーだ!
TIFに関しては色々苦言を呈しましたが、それでも今年の開催は楽しみです。
大規模開催は今年で最後になるかもしれないので
現地参加されるヲタは最後だと思って楽しんで欲しいです。